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ある日、私が殺した男の娘が教えてくれた大切な事

孤島で第二次大戦の終幕を知らず平成の世までずっとゲリラ生活してた
盲目の旧日本軍人が書いてた日記の一文より

注・この日記はフィクションの可能性が高い為、「詩」として読むことを
  お勧めします。


『ある日、私が殺した男の娘が教えてくれた大切な事。

「父は争いの無い未来の為に戦って殺された。
だから私は貴方を生かしたい。
貴方が生き続ける限り父の魂も生き続ける。」

ある日、私が燃やした村の人が教えてくれた大切な事。

「過去の歴史を憎むので無く、過去の歴史を生かすべし。」

村長は言った。

「貴方が我々を憎み殺したいなら飽きるまで殺せばいい。
でも私達は貴方を殺そうとは思わない。
貴方を殺せば貴方を想う人に私の子供が殺されるから。
未来を生きる子供達の為になら私は死ねる。
そしてそれは犠牲ではありません、未来へ繋がる道です。」

私は涙が出た。
殺さなきゃ殺されるから殺す…そう己へ言い聞かせ殺した。

でも私は殺した人達に今生かされいる。

私はこの時、人の温かさを、そして日本人である前に
一人の人なのだと痛感した。

肌の色の違いに何の意味があるだろうか?
国の違いに何の意味があるだろうか?
西洋人、東洋人、黒人、しかし根は「人間」という一種だ。

傷つけられれば同じ痛みを感じ、流す血も同じ赤い血だ。

国に境があるが人の心にまで境はいるだろうか?
国がある事で人が争い合うのなら国なんて要らないではないか?

己が誰かより上と思うなら己の心の醜さを恥じよ。
己より下と思う誰かによって己が生かされていると悟るべし。

国と国を結ぶ地球が丸いように、人と人を結ぶ線は直線でなく円なのだ。

いつか心繋がる日が来ると信じて、長年信じ掲げた「愛国心」や
「正義」の名の元に、私が燃やした村に、私が殺めた人の墓に
いっぱいの花を咲かそう。』
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by lootone | 2007-12-15 12:34 | ・日本について