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ミキサーに金魚を入れて展示するのは虐待か?

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2003年の春。

このミキサーの中に入った金魚は、デンマークの・コリングにある
タラフォルト美術館で行われた展示会に出品されたマルコ・エヴァリスッティと
いうチリ生まれのデンマーク人アーティストの作品だ。

全部で10台並べられたこのミキサー、電源が入っていて、スイッチを入れると
作動する。

当然のことながら、中の金魚は挽き肉なって、中身は「オレンジヨーグルト」に
なってしまう。

しかし、電源が入っている事実は観客には明らかにされず、「お望みならば
スイッチを入れてもかまいません」というメッセージだけが伝えられる。

見る人間の好奇心を刺激し、ついスイッチをいれたくなるように誘惑している。

実際、作品の制作意図を
「人々に良識との戦いをさせたかった」
「見る人を生と死のジレンマに置きたかったんだ」
と説明している。


エヴァリスッティがこの作品を展示するのはこれが始めてではない。
3年程前にも同じくミキサーに入った金魚を出品していた。

この時は2匹の金魚が挽き肉にされてしまったと聞いている。

これに動物愛護運動家は当然のことながら激怒した。
しかし、誰に怒りをぶつければいいのだろうか?

作者か、
ミキサーを作動させたヤツか、
それとも展示を主催した美術館館長を最終責任者とみなすか?

動物愛護運動家たちは、この作品を展示した美術館館長、
ピーター・メイヤーを動物虐待で訴えた。

警察はメイヤーに約3万7千円の罰金を支払うように命じたが、
メイヤーはこれを無視、裁判になった。

コリング裁判所のバッガー裁判長は
「ミキサーに金魚を入れて展示するのは虐待には当たらない」と判断。

メイヤーに「お咎め無し」の判決を下した。
決め手となったのは、動物学者とミキサーの製造元「Moulinex」代表の
「ミキサーの作動させると金魚は、1秒以内に死んでしまいます」
「魚は苦痛を感じる間もなかったはず」という証言。

バッガー裁判長は
「魚の死は瞬時であり、人道的である。よって虐待にはあたらない」
と判定した。



[ネットからの抜粋]
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by lootone | 2008-02-20 17:08 | ・犬の餓死という芸術